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2010.08.26 悲しい入れ歯


うちの実家に、ホコリのかぶった入れ歯がある。

オカンのもので、

作ってもらったものの、ぴったり合わないそう。


作った→合わない→あきらめてしまう


残念ながらこんなケースはゴマンとあります。以前は毎日訪問歯科の現場でのサポートをしていた僕は数え切れないくらいのケースに出会った。


義歯がお口に合わないのは、もちろん歯科医師の技量もあるのでしょうが、それぞれ口腔内の環境などに起因する合理的な理由があることが多く、一朝一夕にはいかないことが常です。


でも患者さんは義歯に期待します。



これに対して先生は患者さんの無垢な期待にビシバシとさらされながら、培ってきた技術と知識を動員して格闘するわけです。


義歯の処置は期待と現実のギャップを埋めていくという患者さんと先生の共同作業にも見えます


このギャップを上手に埋めるものはやはり説明やコミュニケーションがうまい先生だと感じます

それだけに、義歯の調整に対する診療報酬ももう少し厚くてもいいのにってことも思ったりもします


うちのオカンはじめ、義歯を作ろうという方に言いたいのは

粘り強くがんばってほしい ということ


いつまでも元気でいるために「しっかり噛める」ということがどれほど大切か
たくさんの方を見てきて理屈ではなく感じることは、元気な方はお口の中も元気だということ

はじめての歯科関連記事でしたね


オカン、歯医者さん行ったかなあ?


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